【A-cars 2025年10月号巻頭特集】翔べ、サンダーバード/初代55年型から全11世代の情報を網羅!


フォード車屈指の歴史を誇るサンダーバード(=Tバード)。その軌跡は、他のモデルでは見られない変化とともにあった。そして、それこそがサンダーバードがあらゆる時代を生き抜き、同時に高い人気を得た理由のひとつである。ここでは初代“リトル・バード”から2000年代に復活を遂げた“レトロ・バード”まで、サンダーバード全11世代の変遷をたどり、その魅力を紐解く。


稲妻好きはここから始まる

雷鳴と稲妻の、伝説の鳥。

黄金の50’sと聞いても、ピンとこないかもしれないが、こんなモデルが普通に存在していた時代が50’sなのだ。


Legendary History

サンダーバード、伝説の軌跡

時にスポーツ、時にスポーティ、そして時にはラグジュアリー。サンダーバード全11世代の変遷を振り返る。


1960T-Bird

白い雷鳥の魅力

40年間、ひとりのオーナーの下で愛され続けてきた白い60年型サンダーバード。スクエア・バード世代の魅力を探る。


弾丸をイメージさせるフォルムが特徴

通称ロケットサンダー

ビュレット(Bullet=弾丸)サンダー、ロケットサンダー、どちらも正解。それがそのままこの世代の個性なのだ。


1966 T-Bird Landau Coupe

大空を舞う鳥の如く

フレア・バードという愛称の第四世代。その最終66年型は、よりシンプルかつ流麗になったフォルムが魅力だ。


1968 T-Bird Landau Hardtop

Tバードの方向転換

未スポーティからラグジュアリーへ、大きく方向性を変えた第五世代。中でも67-69年型の表情は独特かつ魅惑的だ。


1978 &1980 T-Bird

激動の70年代を乗り越えて

歴代Tバードで最も売れた78年型とダウンサイジングされた80年型。時代の波に激しく揺れた第七&第八世代。


Spotter Guide

Tバード主要データ倉庫

のべ50年に渡って製造されたTバード。各年式の販売台数や生産台数、搭載エンジンといったデータ一覧。


2003 T-Bird Premium

フォードの心意気

販売台数は見込めないと理解した上での2シーターとしての復活。Tバードの姿はやはりここに帰結するのだ。