コルベットの70年。
スポーツカーの理想を求めて
ドリームカーとして世に問われたコルベットは、進化を重ねてスポーツカーとしての立ち位置を確立し、そして現在ではスーパースポーツとして世界へと羽ばたいている。ここに至るまでに何度も時代と言う大波に揺れ、紆余曲折を重ねてきた。しかし、どんな時代にあってもコルベットはスポーツカーであろうとしてきた。コルベットの70年。それはスポーツカーの理想に近づくための進化の繰り返しでもある。
誕生は、ドリームカーとして
コルベット第一世代
1949年よりゼネラルモーターズは自前のモーターショー“モトラマ”を全米各地で展開。そこでは未来志向のコンセプトカーが数多く発表され、戦後の解放感に浸る消費者の心を躍らせた。そして53年1月のモトラマで“ドリームカー”として発表されたコンセプトカーこそがコルベットのルーツとなった。
コルベットのある家具店。
上質な家具とコルベットを
間近で楽しめる家具店
静岡県東部の函南町にある家具店では、クラシック・コルベットがショールームに華を添えているという。それは、ただ単に「華」なのか、それとも「意味」をなしているのか。その事実は、こうであった。
V8ユニットの登場。
パフォーマンスを大幅に
向上させる
第二次大戦後にヨーロッパからの復員兵が持ち帰った軽量スポーツカーに熱が高まったアメリカ市場に、シボレーが投入した初のドメスティック・スポーツカー。それがコルベットである。
よりゴージャスに。
スタイリングなどを
リバイスし続け
お手本であったイギリス製スポーツカーでは軽量化のための装備削減は当たり前だったが、時代と共にコルベットは装備を戻し、さらにはゴージャスへと進化する。
アイアンバンパーの熱狂。
一生愛し続けたい至高の
69スティングレイという存在
すべてのモデルイヤーに熱狂的なファンがいることで知られるアメリカン・スポーツカー、コルベット。なかでもC3の初期にのみ存在した“アイアンバンパー”は特徴的なコークボトルラインとの親和性も高いようで、近年その人気がうなぎ上りとなっているようだ。ここではその魅力について考えてみたい。
実在した奇跡のGS。
27年もの時を超え発掘された
新車未登録の絶対的アイコン
世の中には、まだまだ人知を超えた不可思議なことが存在している。もしかすると、この2023年現在に新車状態のコルベット・グランスポーツが存在することは、世界で8番目の不思議にカウントされるかもしれない。
洒落者のゴルフパートナー。
担当営業マンとの信頼関係で
迎えた33年目のヤナセライフ
アメリカ車が好きでも、誰もが豊かなアメリカン・カーライフを送れるとは限らない。それには何が必要か。もちろん情熱や資金も欠かせないだろうが、一番は信頼のおける協力者かもしれない。
コルベットに託された未来。
71年目以降のアメリカン
スポーツカーが進みべき道
71年目以降のコルベットは、はたしてどのような道を歩むのだろうか? ここでは念願だったミッドシップを具現化したC8の現在地を明らかにしつつ、気になるE-Rayの紹介と、コルベットに託された未来について考えてみよう。