長く愛せるアメリカ車の定番カラーBLACKの復権
今も昔も自動車にとって、「黒」は普遍的なボディカラーだ。
シンプルでありながら力強く、何色にも染まら個性にも満ちている。
時代や場所を問うことなく信頼される色は、黒をおいて他には存在しない。
今月はそんな「黒」にスポットを当て巻頭特集を企画した。
アメリカを代表するスポーツカーからマッスルカー、
そしてピックアップトラックにいたるまで
誌面は「黒」に塗られたアメリカ車で支配されているが、
本企画をとおし、ぜひ「黒」の魅力を再確認してほしい。
超限定40台。
ブラック×オレンジのフォードGT激レアコレクション
近代的なグラフィックやコントラストカラーが車体各部に用いられるフォードGTスタジオ・コレクションの第一号車が、ついに発表された。シャドウブラック×コンペティションオレンジの組み合わせが「スピードへの情熱を表す」というわずか40台の限定車である。
直輸入モデルだから選べる「黒」がC8コルベットの魅力
長い歴史のなかで育み培ってきたフロントエンジンを捨て、念願のミッドシップを採用し誕生した第8世代のコルベット。国内でも春以降のデリバリーが予想されているようだが、しかし残念なことに日本の正規モデルには「黒」の設定がないのだ。ここでは直輸入された希少なブラックのC8コルベットを紹介しよう。
少数派? それとも定番?
シックにキメたいカラー
ブラックは、実に奥深いカラーだ。人類が
最初に手にした顔料の中の一色で、有史
以前から洞窟の壁画や土器の装飾に用いられ、その濃淡だけであらゆる表現が可能。無、闇、邪悪、死、混沌、不安を表すと同時におよそ相反するような高潔、富裕、優美、厳粛、威厳を物語る。
CRABON FIBER EVOLUTION
カーカスタムにおけるパーツの存在は非常に大きい。クルマ本来の機能性向上はもちろん、ドレスアップという面からも重要なパーツといえる。なかでも「カーボン」は、その双方を高い次元で融合することのできる稀有な存在。繊維が折り重なる絶妙な風合いを楽しんでほしい。
「Red on Black」
なぜ454SSが「レッドon ブラック」にふさわしいのか? すぐに(!)ときた人は鋭い。そう、C1500の特別モデルとして990登場した454SSは、1年当時、ブラックの塗色にレッドの内装のみ、完全ワンカラー/ノーグレードというモデルだったのだ。それを名手CCSが手掛けたのがコチラ「BOLLDY on BLACK」である。